『張遼』(PHP文庫)
というタイトルの小説を読みました。
どストレートなタイトル。
この三人を中心に話が展開していきます。
敵味方を超えた絆。
全体的には結構淡々と読めた感じでした。
その分、人物の感情を想像する余地があったと思います。
思いっきり作りこまない代わりに、素直に言いたいことが入ってきたというか…
そういう心地でした。各々の心の揺れに結構ぐっときました。
三国志小説を読んでいて、終盤付近で毎度感じる
曹操が亡くなった時の脱力感が今回ももれなくやって来ました。
こないだ無双6で涙目になったばかりなのに…
切ない…。
あと何より、やっぱり私の人生のヒーローは張遼だなと改めて思いました。
忠義心や、言動からにじみ出る人となり。
腕っ節の強さは勿論の事、迅速な判断に俊敏な行動。
どんな状況下でも自分のやるべき事を最大限やる。
うーん、なんてかっこいいんだ。
部下になって背中を追っかけたい欲が年々増して行きます。
張遼の一生を振り返る度に
「かくありたい」と思うのでありました。
好きだ!